船橋市S邸 1階床の不具合調査&構造躯体の確認 2)

床フローリングを撤去しました。             1)からのつづきです。


フローリングに反りがあり膨らんでいることがわかると思います。

原因は主に以下の3項目だと思われます。
1,ステープルの長さが指定の長さより短い、打ち込み圧力が強すぎてさねを貫通していた。
2,さね部分の接着剤が施工されていない。
3,短辺のさね部分にステープルが施工されていない。


床材の施工要領書によるとステープルの長さが38mm以上となっていますが、
現場では32mmが使用されています。


床が膨らんだ原因としてステープルの長さが不足していたためか、ステープルを打ち込む
圧力が強すぎてステープルがフローリングの雌さねを貫通して下地に食い込んでいます。
そのためにフローリングと下地がくっついてない状態でした。


フローリングの短辺のさね部分にステープルが施工されていません。

施工中に床暖房パネルを損傷させてパネルから漏れた温水をフローリングが吸収し
下地と一体となっていないフローリングが膨らんだものと思われます。


船橋市S邸 1階床の不具合調査&構造躯体の確認 3)です。
3)は是正前撤去箇所から確認できる構造関係の確認です。