新宿区O邸 欠陥住宅予防検査(在来工法3階建)

                      内部面材耐力壁検査:検査日:1013/09/26
上棟検査からのつづきです。

在来工法の場合、内部面材耐力壁検査はオプション検査となります。

当会の欠陥住宅予防検査で躯体の断熱材を確認するタイミングは、
雨仕舞検査時となっています。
施工のタイミングにより前回の上棟検査時又は
内部面材耐力壁検査時に確認する場合があります。

O邸は低炭素建物認定を受けた住宅です。

屋根断熱に使用する断熱材の仕様と厚さ(40+50)を確認。


外壁断熱材の仕様と厚さ(50+50)を確認。


面材耐力壁の釘(下部)が施工されていません。

1階床下の断熱材の仕様と厚さ(90)を確認。


2階床(外気に接する床)に施工されている断熱材が図面と違うものを使用していました。
図面ではフェノールフォームとなっていますが、現場はグラスウールを使用しています。
低炭素住宅や長期優良住宅は図面と書類審査はあるものの、現場検査はありません。
現場で設計とは誤った物を使用したり、設計通りでないケースも見受けられます。


次回、雨仕舞検査につづく。